てん菜
砂糖の原料と言えば「さとうきび」……と思われる方が多いかもしれませんが、北海道で作られている「てん菜」も、国産砂糖原料の大きな割合を占めています。
見た目はかぶや大根にそっくりですが、実はほうれん草の仲間。寒冷な気候を好む作物で、北海道農業では主力農産物のひとつです。池田町でも秋の寒さに負けず、どの作物よりも長い間、青々とした葉を残しています。
豆知識
てん菜は、かぶのような根の部分を砂糖の原料とする他、搾りかすは牛の餌に加工したり、葉の部分は緑肥にして畑にすき込んだりと、余すところがありません。
「舌に甘い」と書いて甜菜(てんさい)。
上白糖などご家庭で使われる砂糖としてはもちろん、お菓子や飲料類にもてん菜由来のお砂糖が使用されています。
北の大地で育った優しい甘みを、ぜひご堪能ください。