平成27年度「報徳研修会」を開催
~(財)北海道報徳社 研究講師 太田 助氏を講師に迎え~
講演「自然・農業・人間と報徳」 講師:太田 助 氏

太田講師による講演
平成27年度報徳研修として、(元)士幌町農業協同組合専務理事、(財)北海道報徳社 研究講師 太田 助氏を講師のお招きし、「自然・農業・人間と報徳」と題して、7月7日(火)農協本所大会議室で開催致しました。
この研修の目的は、組合員の営農を支える女性部の方々、未来の営農を担う青年部の方々と役職員に、協同精神の根源となる報徳精神を学んで頂きたく開催いたしました。
講師の太田助氏は、元農協職員として学んだことを、報徳精神に結びつけ分かりやすく講演頂きました。
農協職員時代には、自分が学んだ栽培技術に耳に傾け、土壌に合わせた施肥をするなどの工夫により、一人の生産者は収穫の日に「穫れたぁー。倍、穫れたぁ」と十勝の大空に向かって叫び。太田氏は、「ああいう顔が最高なんだな、本気になってぶつかっていけば良い」と気づかされたそうです。
![]() |
![]() |
二宮尊徳の言う「万象具徳」にはこうあります。
・どんなものにも よさがある ・どんなひとにも よさがある ・よさがそれぞれ みなちがう ・よさがいっぱい かくれてる ・どこかとりえが あるものだ ・もののとりえを ひきだそう ・ひとのとりえを そだてよう ・じぶんのとりえを ささげよう ・とりえとりえが むすばれて ・このよは たのしい ふえせかい
人間はひとりでは生きているのではなく、全て徳によって生かされていることです。
私達は、お互いに存在を認め合い、お互いの徳を受け止めて、お互いに協力をして、徳を報いていくことが、協同の精神の中で重要になります。日本的な組織力を発揮するために、お互いの徳を認め合う事を出発点にしなくてはいけないと感じました。