JA十勝池田町

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「アズキ日記 その四」 
~花が咲き、莢(さや)がつく!成長もクライマックスへ~

8月下旬を迎え、夏の終わりを感じるような気候となり、いよいよ収穫の秋が近づいてきました。

本年の池田町が位置する十勝中央部の播種以降(6月1日)の天候は、

日照時間、降水量は少ないものの平均気温は十分、生育はいつもの年より5日ほど早まっています。

今回は、収穫が近づいてきた小豆の生育経過と、小豆生産者の生の声をお届け致します。

また、小豆「幻の風景」をカメラはとらえました。そんな「奇跡の1枚」も御覧下さい!


~1ヶ月間(7/20~8/26)の成長の軌跡!~

7月20日(土) 晴れ ~まだまだ蕾(つぼみ)~
 今年の生育は早いとはいえ、7月20日では、まだ蕾(つぼみ)。
 茎の分かれ目のところに丸いものが見えるかな?
 これが蕾(つぼみ)です。
 みんなが待っているから、早く咲きたい!!!!
7月20日はまだ花芽でした…
7月20日はまだ花芽でした…
7月26日(金) 雨 ~黄色く小さな可憐な花が~
 待ちに待った花が咲きはじめた。
 あれ?花が見えません。
 いえいえ、きちんとさいています。
 小豆の花は株の下から順番に咲きます。
 葉っぱを分けないとどんな花が咲いているかわかりませんね。

 葉をわけると……

 ドーン!!
 イエローの小さい花。
 それが特徴。
 今年もきれいな可憐な花が咲きました。

 小豆の花は、1株が一斉に咲くわけではなく株の下から上に、順番に咲きます。
 どんな社会でも上下関係は大切ですね。
7月26日花が咲き始めました。早くも小さいながら莢(さや)をつけています!
7月26日花が咲き始めました。
早くも小さいながら莢(さや)をつけています!
8月12日(月) 雨 ~倒伏の危機が~
 たくさん咲きました。
 莢(さや)も段々大きくなってきています。
 花が咲き終わると莢(さや)になります。
 7月下旬から急に大雨が降るゲリラ豪雨にたびたび見舞われました。
 雨の影響で一気に背丈が伸びたことや、バケツをひっくり返した様な雨のため、耐えきれず倒れる仲間も。
 でも、小さな莢(さや)には大きな夢が詰まっています。
 なんとか倒れず頑張る!
8月12日順調に育っています。黄色い色がトレードマーク☆赤○内は小さな莢(さや)
8月12日順調に育っています。
黄色い色がトレードマーク☆
赤○内は小さな莢(さや)
8月20日(火)曇り/雨 ~今ではこんなに立派な莢(さや)に!!~
 花が、なくなってしまいました。
 大雨の影響でしょうか・・・?
 いいえ心配はありません。
 なぜなら花がなくなり大きな莢(さや)になりました。
 この莢(さや)に私が入っています。
 一つの莢(さや)に6~10個入っています。
 兄弟がたくさんだね。
 一つの茎から莢(さや)が何個もついています。
 いつもより多めみたいです。
 たくさんとれるのか楽しみだね。
8月20日 花はなくなりました…でも莢(さや)は大きくなっています!!
8月20日 花はなくなりました…
でも莢(さや)は大きくなっています!!

育ててくれたアズキ生産者にインタビュー!!
池田町・川合1地区で営農されている楜澤達也さんネバリスター部会会長もされています写真はネバリスターの畑で撮影池田町・川合1地区で営農されている楜澤達也さん
ネバリスター部会会長もされています
写真はネバリスターの畑で撮影

豆:『今年の小豆の生育はどうですか?』

楜澤:「今年は種を播いた後に雨が少ない期間が続き、初期生育が悪いかと思いましたが、思っていたより順調で良かったです。
7月下旬からは一転して雨量も増えたため、急激に草丈が伸びてしまい、今度は倒伏が心配に。
倒伏してしまうと病気になりやすくなったり、作業がやりにくくなります。
何より収量も少なくなってしまうんです。」

豆:『それは心配ですね。でもたくさんとれますか?』

楜澤:「そうですね。生育は順調だったので、収量は確保できると思って期待しています。」

豆:『美味しくなりますか?』

楜澤:「美味しいものを作りたい気持ちを、一番に作っているので心配いりません。
毎年、収穫した小豆を食べますが、とても美味しいですよ。
自分で作ったものだから思い入れもありますし、自分で食べて美味しいと感じたものだから自信を持ってお届けできます。」

豆:『やっぱり美味しさは大切ですね。ところでまだ小さかった時に雑草が生えていました。草とりは大変ですか?』

楜澤:「確かに大変な作業だけど、今は機械もあるから大丈夫。細かいところは手作業になるけど、小豆を立派に育てるためには大事な作業だからしっかり頑張っています。
はじめのうちにしっかり草取りをすると、葉っぱが大きくなると日もあたらなくなり、雑草が伸びなくなります。はじめの草取りは特に大切だね。」

豆:『楜澤さんはどんなことに気をつけて栽培していますか?』

楜澤:「私は特別栽培という北海道で設定されている肥料、農薬の栽培基準に対し、それぞれ半分以下に減らす栽培方法に取り組んでいます。防除回数も限られるので病害虫の発生にはいつも注意しています。
大変ではあるけれど、自分の農産物が、どこでどんな方に食べてもらえるか知ることもできるので、やりがいを感じています。」

豆:『いつもお世話してもらってありがとうございます。収穫まであと少しですがよろしくおねがいします!!!』

楜澤:「はい!!収穫までどうなるかドキドキしています。
小豆の香や風味、自分のところが一番おいしいという気持ちで、収穫に向けて大事に育てばいいなと思っています。」

最後に「幻の風景」奇跡の一枚!!

 小豆の花は、ここまで上には咲きません。

 中には一番上の葉を飛び越して花が咲いている株もちらほらしています。

 このような生育状況は10数年に一度と言われている大変珍しい光景です。

 ちなみにこの様な生育になった年は作柄も良いことが多いそうです。

 収穫するまで結果はわかりませんが、秋を目前に少し期待感が高まる出来事でした。

 収穫まで残り1ヶ月となりましたが、ここ数年は9月にあまり天候に恵まれないことが多く、今年は特に急激な天候の変化も多いので心配は尽きません。

 農業の集大成である収穫作業を、無事にお伝えできるように祈るばかりです。

次回『明日にきらめけ!!今年も美味しくできました!!!~待望の収穫を迎えて~』お楽しみに!!

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