JA十勝池田町

十勝池田町の農畜産物

「いけだ牛」出生から出荷まで ~日々の管理について~

「いけだ牛」のほとんどは、生まれてから出荷されて牛肉になるまで、同じ生産者が愛情を持って育てる「一貫肥育」と呼ばれる方法で管理されています。今回は、「いけだ牛」が出荷されるまで、農場でどのような管理がされているのかをご紹介します。

「いけだ牛」の生産体系

出生から出荷までは、「哺育期」・「育成期」・「肥育期」と、大きく3つに分けて管理しています。

哺育期(生後0~約4ヵ月齢)

いけだ牛いけだ牛

子牛は体重50kg前後で生まれます。生まれてから3~4ヵ月間は、母牛と一緒に管理されます。この時期は胃袋や筋肉・骨を十分に発育させる時期です。母乳だけでは栄養が足りないため、生後1週間位から牧草とスターターと呼ばれる濃厚飼料を少しずつ与えます。

いけだ牛いけだ牛

子牛は暑さや寒さに弱く、病気にかかりやすいため、保温や換気など、飼養環境に気を配る必要があります。寒さが厳しい北海道では、子牛の保温対策として子牛用のベストを着せる方法や、遠赤外線ヒーター等が用いられます。

育成期(生後約5~12ヵ月齢)

いけだ牛いけだ牛

離乳した子牛達は月齢毎に分けられ、群れで管理されます。この時期に太らせ過ぎると霜降りが入らない、皮下脂肪が厚くなるなど、肥育成績に悪影響が出ますので、栄養価の高い牧草を十分に食い込ませ、濃厚飼料は給与量を制限するなどして、飼料全体のバランスを調整します。

いけだ牛いけだ牛

エコフィードへの取り組みとして、町の特産物である十勝ワインを製造する際にできる副産物の飼料化を行い、給与試験を経て現在は育成牛を中心に給与されています。ビートパルプ等の原料と混合された飼料は栄養価が高く、香り・嗜好性が良いため、牛たちは喜んで食べます。

肥育期(生後約13~24ヵ月齢)

いけだ牛いけだ牛

肥育期は肉質を充実させる時期です。「いかに順調に飼料を食わせ続けるか」が重要で、発育を見ながら給与量を徐々に増やします。飼槽・水槽・敷料などのこまめな清掃を行い、ストレスで食いが止まってしまわないよう気をつけて管理します。

いけだ牛

肥育前期の牛は体重が300~400kg位ですが、出荷が近くなると体重は700kgを超えます。
約24ヵ月齢になるといよいよ出荷を迎えますが、出荷の際も牛が興奮すると肉質に悪い影響があるため、注意深く慎重に扱うことが重要であり、最後まで気が抜けません。

肥育技術の成果が肉質に表れますので、生産者は出荷した枝肉の品質や格付けを自分の目で確認します。また、今後のレベルアップに向けて、生産者組織では定期的に勉強会を開催するなど、飼養管理を統一化し、一定の品質で出荷することを目標に日々取組んでいます。

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